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マクニールの「疫病と世界史」が今読まれている


↑十年くらい前に読んだ本だが、人と話していて、もしかしてと調べてみたら予想どおりにマクニールの「疫病と世界史」がプレミアついていた。ちょうど新型コロナウイルスの蔓延だけに気になる人が増えたのだろう。他の本屋でも入荷待ちが多い。


↑下巻のほうは普通の値段だった。
 下巻からは疫病がどう人類史に影響を与えたか、モンゴル帝国や世界大戦の事例があるので、こちらから読んでもいいと思う。上巻は値段が通常に戻ってから読んでもいい。
 モンゴル帝国による膨大な死者の何割かは、大帝国の侵略と貿易による疫病の蔓延が原因。大航海時代、アメリカ大陸への欧州人の侵入による天然痘その他で、現地人が絶滅寸前まで死亡したことは有名。さらに言えば、ペストの流行で既存のカトリック教会が力を失って、人々が刹那的になった。ペストで人が死にすぎて、結果として労働力が減り、賃金単価が上昇したという話もある。
 疫病が人類史を大きく左右してきたし、今後も左右するだろうというのは、覚えておいて損はない知識だと思う。
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