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どうしようもないことや人がいるんじゃないの

 引きこもり関係の事件連発に、福祉関係者が、引きこもりだからと偏見を持たないで、一人で死ねはさらなる犯行を呼ぶ、殺されていい人間など一人もいない、と呼びかけていました。が、どうも違和感があった。
 そこで「自暴自棄の人やひきこもりを相談窓口が助けられるという藤田孝典氏の幻想〜田口ランディ氏の記事に学ぶ」という突っ込み記事があった。

 さすがに福祉関係者も精神疾患までは想定しているが、事例にあるようにどうしても救われない人、またはなにをしようと問題を起こす邪悪で凶暴な人、という最大の問題を想定していないのだなと違和感の正体が分かった。
 福祉は「これは偏見があっても仕方がない、一人で死ぬか、殺されてもいい人がいる」という事実を想定しない。というか、社会福祉の立場的に絶対言えないのだろう。
 だけど、その最悪の事例、日本では通り魔、アメリカでは銃乱射事件があるからこそ大変なんだと思う。おそらくこうやって言及することすら怒る、最悪の事例の人はいると思う。
 
 話を戻すと、9999人を助けられるが一人の異常犯罪者が出るのは確率的に当然で割り切るしかない、またはその一人の異常者へのアプローチは別であるべき、という筆者の意見のほうがまだ理解できる。どうしようもないことや人がいる、と言えない政治家や偉い人、または福祉の人は大変そうであるが。

 窓口や支援団体も問題が多い。引きこもり支援団体をちょろっと検索しただけでも、一部は宗教団体の影響を受けて「引きこもりは悪霊の仕業」と言いだしていた。このような窓口に相談したら悪化するが、悪化するほど宗教に依存してくれて都合がいいという状態。
 もちろんまともな宗教的支援団体もあるが、家庭や職場が宗教狂いで引きこもりになった人にとって、支援団体がまた神様仏様と言いだしたらうんざりするだろう。

 一方、宗教心以外で社会的にいないことになっている人を助けようという動機があまりない。
 前提として、普通に生きている人たちの視界に入らないという問題がある。殺害された引きこもりがやっていたドラクエ10アカウントがそのままで、キッズたちがザオラルかけて嫌がらせをしていたらしい。言ってしまえばキッズの遊びとキッズだけが、当人の全世界でそこで終わり。
 先に述べたように、普通の大人はなにもしていない人と接点がないので見えない。SNSやオンラインゲームなどで出会いがあっても、普通の人がする挨拶である「仕事は、休みの日はなにしてるの?」といった会話がまず相手を傷つけるんじゃなかろうか。

 宗教の他には、大学生や若手弁護士などの点数稼ぎや変な奉仕精神などがあるが、ほぼろくでもない。子育てが終わり、人を助けたいというおばちゃんの親切心くらいが信用できるのだけど、たまーに宗教とセットで来ることが多い。それぞれ支援団体やボランティアの善意を否定はしないが、検証された善意なのかというと、資格を問うた途端にボランティアや支援の意味が消える。その他の医療や司法などを仕事としている人の仕事ゆえの義務感、責任感のほうが仕事感ゆえにええこともあるんじゃないかと思える。
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