FC2ブログ

新人賞授賞式に

 新人賞授賞式に出ておりました。
 あれだけ大量の講評をしたのだからそれでええですやん、と思うけど、登壇してコメントせよと、当日開始三十分前に知る。
 仕方なく、快晴でしたが「お足元が悪いなか、ご列席いただき誠にありがとうございます」から初めてみました。このフレーズが実に大人の社交辞令っぽくで一生に一回は言ってみたかったので。
 その後は新人作家さんと所属作家で懇親会でござんした。

 ライトノベル賞の受賞者の平均年齢は昨今30代になりつつあると聞く。しかし、今回は全員若くほぼ二十代。
 受賞者さんたちに聞いてみたが、子供のとき以来十年ぶりに書いてみた、初めて書いた、二作目、などといった感じの人が多い。
それぞれ私が絶対書かない&書けないジャンルであるが、創作としての出来で選んだらそうなりました。

 これが創作の怖いところだと思う。日本でも文学科は多いし、海外のエカード大学などでは創作科があるのだけど、その手の専門教育を学び、勉強した人が受賞するわけでもない。
「なんかこんなのがおもしろいんじゃない?」という発想がないと始まらない。かといって、知識や技術がないといつまでも完成せず、夜寝る前に布団のなかでする、とりとめのない妄想で終わる。私にしても、これだけやっていても「なんかこんなのがおもしろいんじゃないの?」が分からんことが多々あります。

 ついでに、今回だけは私の個人的基準として、主人公や登場人物に一片の気高さや善性があることを第一の基準としました。
 完全な善人などいないしそうなる必要もないですが、まったく善性を持たない人物の話ってのが退屈なんで、今回だけの基準としてご容赦いただきたい。
 そういう意味では今回の受賞者さんたちはみんなしっかりしておりました。作品を読んで会って数時間で内心まで分かるかというと、そら分からん。
 しかし、数時間しっかりして見せるだけで、人としては充分じゃないのとしています。会って数秒で「こいつは飛んだおサイコ野郎だ! なるべくなら早く死ね!」という人が世間に多いのはみなさんもご存じのとおり。
 
 それはともかく、期待の新人さんたちをよろしくいただければ幸いに存じます。
スポンサーサイト