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うしおととら展開と23人の裁判官と十番目の男と

 心臓に負担かけないように、すべきことをする、というゆるーい日々です。

「ガンダム・ビルド・ダイバーズ」
 最終数回前くらいまでゲーム部活ものだったのですが、最後はAI生命と疑似とはいえ世界を天秤にかける対峙。そして最後に敵味方すべてが協力する展開は、少年漫画によくある展開、うしおととら展開だけど、これ以外ないと思います。

 よくある展開のように、現実でも良い目的なら人類全員が協力したらええやん、と誰もが思うでしょうが、そうはならない。悪人は自分を倒すような良い目的には反対し、心や脳の病人は判断に問題があり、みんなが賛成するから反対するという人もいる。そして「良い目的はそもそも良い目的なのか」と疑って反対する人もおり、さらには良い目的だと分かっていても賢明さから反対する人もいる。

 全体が賛成に傾いたとき、その手の反対意見は重要だと思う。ユダヤ人には23人の裁判官のルールというものがあって、死刑裁判において、23人もいる裁判官(そのうち十人は無罪側、そして被告も一人指名できる)が全員無罪を示す要素を一切見つけられなかった場合、裁判自体に問題があるとするそうな。これは映画、ワールド・ウォー・ゼットで十番目の男の事例として登場したが、九人がそんなことはありえないとしたら、十番目の男はそれに異義を唱えて調べねばならないというルール。

 歴史上に数ある虐殺や大破壊に賛成した人々や国民の全員が、なんらかの異常者だったり洗脳されたりしたわけではない。そうであることが正しく合理的であると思ったから賛成したはず。
 だから人類全員が協力というのはできないし、してはならないと人類各文明の社会は異分子の完全排除をしなかった。むしろ全員が正しいと思って本人もそう思うが、だからこそ反対する人は、集団の安全装置のようなものだと思う。
 自分こそがそうだ、と思う異常な人もいるので、なかなか真贋は難しいですが。
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